放課後等デイサービスってどんな所?仕事内容は?
ごきげんよう!こばりんです!
今回は、放課後等デイサービスについてとその仕事内容についてお話させていただきたいと思います。
- これから障害児の施設で働きたいと思っている人
- 放課後等デイサービスについて知りたい人
放課後等デイサービスってどんな所?
簡単に言うと 発達障害のある就学児向けの学童みたいな施設の事です。
施設の種類はいろいろで、療育または運動機能に特化したところなど色々あります。
学校終わりの時間や、夏休みや冬休みなどの長期休暇に通う事の出来る施設で、この施設の対象となる児童は以下の通りです。
- 身体障害のある児童
- 知的障害のある児童
- 精神障害のある児童(発達障害児を含む)
放課後等デイサービスの対象は、障害のある児童ですが、療育手帳や障害者手帳がなくても専門家の意見書等を提出し、放課後等デイサービスの利用の必要性が認められれば、受給者証が市町村から発行され、通所の申し込みができます!
放課後等デイサービスの仕事内容は?
以前、放課後等デイサービスの1日の流れについては紹介させていただきましたが、今回はその仕事内容について掘り下げていきたいと思います!
ぜひ過去の記事も参考にしていただけたら嬉しいです。
仕事内容は簡単にまとめるとこんな感じです!
- 利用者さんの送迎
- 重度の障害を持つ利用者さんの個別対応
- 食事介助(長期のお休みの時)
- お散歩の付き添い
- 支援計画の作成・見直し
- 支援記録の記入
では一つずつ説明していきます!
利用者さんの送迎
利用者さんの通う学校に車でお迎えに行きます。
1台の車(8人乗り)に対して、運転する職員と添乗する職員最低1人必要です。
添乗する職員は利用者さんと利用者さんの間に座ります。
その際は、自分でシートベルトが閉められないなど介助の必要な利用者さんや、他害行為のある利用者さんの間に座る事が多いです。
もちろん安全の確保やトラブルを防ぐためです。
帰りはそれぞれ利用者さんのお家に送ります。
その際も添乗する職員の座る位置はお迎えの時と同様に気を付けます。
送り届けた時は、到着時間を記入したり保護者の方から無事送り届けたというサインをいただきます。
これは添乗する職員が行う事が多いです。
色んな利用者さんが居るので、間に挟まれながら、車の中でこの書類を準備するのが結構大変です(笑)。
ですがクラスの関係で、車の中でしか話す機会ない利用者さんも居るので、そこで普段あまり関わりのない利用者さんと仲良くなったりする時間だと私は思っています!
重度の障害を持つ利用者さんの個別対応
基本的に私の居る放課後等デイサービスの利用者さんは小学校高学年から高校生までの利用者さんが居ます。
その中には言葉が話せないとか、まだ自分で排泄ができないオムツの利用者さんや、自分の思った事がうまくいかないといきなり奇声を発したり、他害行為をする利用者さんも居ます。
そういう利用者さんには 個別対応が必要になってきます。
ここでの個別対応とは、マンツーマンで指導員が利用者さんに付いて目を離さないように支援する事です。
私はよく自閉症の利用者さんや自傷行為の多い利用者さんを担当することが多いです。
食事介助(長期のお休みの時)
夏休みや冬休みなど、学校が長期のお休みになると昼食の時間があります。
利用者さんにそれぞれお弁当を持って来てもらって、 一緒に食事をとりながら、咀嚼に障害がある子や食べ物で遊んでしまう子の介助をします。
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介助の時は使い捨てエプロンと使い捨て手袋をします。
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食事が終わったら使ったテーブルを消毒するのも必須です!
お散歩の付き添い
一日の活動内容の中にお散歩がある時もありますが、毎日ではありません。
利用者さんの中には室内の活動だけではうまく発散できない方も居ます。
そういう時は職員がお散歩に連れ出して、気持ちを切り替えてもらったりします。
私も先日、小学5年生の女の子の利用者さんを近くの公園に連れて行ったのですが、ちょうど同じ年ごろの子供達が沢山いて喜んでいました!
支援計画書の作成・見直し
こちらは主に正職員の方(児童発達支援管理責任者)が行っています。
放課後等デイサービスでどのような支援を行うか、利用者さんや家族とのアセスメントを元に個別支援計画書を作成したり、見直したりします。
利用者さんがどのような人なのかや、何を求めているのかの聞き取ること
支援記録の記入
個別の支援計画書に基づいて、利用者さんがその日どうだったかを記録する事です。
これはその日に担当していた職員が記入します。
一言で言うと 「この時間になったらこれをする」など、個別の目標に対して出来て居たら〇、出来なかったら×を記入します。
そして利用者さんのその時の様子を簡単に記入します。
例えば・・・
準備・トイレ | 支援内容:簡単な言葉で指示をして自分で上着や連絡帳を出す | 〇 言うと自分でやった。トイレも成功 |
朝の会 | 支援内容:朝の会の参加を見守る | △ 学校からの引継ぎで小さい発作があったとの事で横になっていた。 |
レクリエーション活動 | 支援内容:体調に配慮して無理のない程度に参加する。 | △ 横になっていた。呼吸に異常はなし |
このような感じです。
1番右の列に担当職員が記入する形になります。
放課後等デイサービスは何クラスあるの?
先述しましたが、放課後等デイサービスとは障害児の学童みたいな所なので、障害児の通所支援施設になります。
知的障害や精神障害を抱えた小学校高学年から高校生までの利用者さんが居て、2クラスあります。
私が居るところは 1クラス10人程度です。
1組と2組としましょう。
- 1組・・・高校生
- 2組・・・小学校高学年+中学生
という振り分けになっていますね。
放課後等デイサービスの仕事内容でやりがいを感じる事
仕事内容は普通の保育園とは大きく違うので、少し不安もありましたが、元々興味のあった発達支援の仕事にどうしても就きたくて今の放課後等デイサービスでお世話になっています。
前の見出しでお話した通り、 施設にいる利用者さんの中には言葉が理解できない方も居ます。
気持ちがうまく伝わらないと、小さい子のようにかんしゃくを起こしてものや人に当たる利用者さんも居ます。
だけど私は、その頑張って気持ちを伝えようと必死になる姿が愛おしくてたまりません。
- トイレが成功した時に「うぉーーーー!!」って喜んでくれた時
- 普段は自分の欲求だけを一方的に伝えてくる利用者さんと会話が成立した時
- 自分との会話の内容を覚えててくれた時
- 人とのコミュニケーションに興味ない利用者さんが笑ってくれた時
これ以外にもやりがいを感じる時は数えきれないくらいあります。
「君の頭の中を覗いてみたい」
「その歌は自分で作ったの?」
「もしかして君は天才なのか?」
「え?これMちゃんが作ったの!?」
こんな気持ちが溢れ出してきます。
私自身が自分じゃないみたいにこんなに毎日が驚きの連続です!
未来のアーティストやクリエーターがこの中にいるのかも、とか密かに考えていたりします(笑)。
「もしもあなたを担当した時は一緒に絵を描きたい」
「もしもあなたを担当した時はピアノを弾いてみたい」
担当する利用者さんが毎日違うので、やりたい事がありすぎて脳の処理が追い付きません(笑)。
まとめ
今回は放課後等デイサービスについてと、その仕事内容についてお話させていただきました。
いつも以上に熱がこもってしまいましたが、私は今の施設で指導員として働いてます。
まだまだペーペーの私ですが、同じように 発達支援の仕事に興味ある方の参考に少しでもなれば嬉しいです。