発達障害はイライラしやすい?その理由と対処法は?
ごきげんよう!こばりんです!
今回は発達障害はイライラしやすいのか?という事についてお話したいと思います。
- 保育士さん
- 発達支援の仕事をしている方
- 福祉関連の仕事をしている方
- 発達障害について知りたい方
発達障害はイライラしやすい?
発達障害の中でもADHDは特に、 イライラしやすく怒りやすいのが特徴と言われています。
私の勤務するデイでもADHDと診断されている児童はやはりイライラしやすい印象です。
なんでいつも怒ってるの?
なんでそんなに暴れるの?
なんでそんな大きな声で言うの?
と謎がいっぱいでした。
今回はそんな発達障害を抱える子供のイライラしてしまう理由や対処法を学んでいきたいと思います。
理由が分かればそれを取り除いてあげたり、対処法が分かれば落ち着いて支援する事が出来るでしょう。
発達障害がイライラしやすい理由は?
特にADHDは衝動的な行動が多く、思った通りにいかないとイライラする事が多い印象です。
自分の気持ちをうまく言葉で表現できず、相手に伝わらない事でイライラし、怒りの感情になる可能性が高いでしょう。
その他にも 今の状況をうまく把握できずにパニックになってどうしていいか分からなくてイライラするなど、 不快な事が起こっていてもそれをどう伝えていいか分からずに怒って暴れるしかできなくなってしまう児童もいました。
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ADHDは多動とも言われるくらいなので、身体だけではなく常に脳も激しく動いています。
頭を使うと大人でも誰でも疲れますよね・・・。
怒ると疲れる・・・とうちの母もよく言っているくらいです(笑)。
次の見出しではイライラする事への対処法を見ていきましょう。
発達障害のイライラへの対処法は?
誰でもイライラする事はありますが、「落ち着いて!」と言って落ち着いてくれるならば誰も苦労しませんよね。
これはあくまで私が療育に携わって実践してきた実体験になりますが、もしよければ参考程度に読んでもらえたらと思います。
なぜイライラしているのか話を聴く
まずはなぜイライラするのか落ち着いて話を聴いてみましょう。
その時は相手の話を遮ったり否定せずにまずは聴きましょう。
「うんうん」とか相槌を打ったり「それは面白くなかったね。」などと共感したり、一通り不満を吐き出させる事で満足して切り替えられるケースもあります。
反応しすぎない
話し合いが難しいと感じたら、一旦無視したり反応しない事も大切です。
大声を出したり、壁を叩いたりして何かしらのアピールをされても、ただのお試し行動や、構ってほしいだけの場合もあります。
そこで職員がいちいち注意したり反応してしまうのを見て楽しんでいるのかもしれません。
しかし無反応だったり無視される事でむなしくなって切り替えてくれる事もありますので、ぜひ試してみて下さい。
集団から離れた場所に移動させる
イライラが過ぎる時は一旦集団の中から引き離してあげるのも1つの手です。
静かな個室や、集団から離れて刺激の少ない場所が良いでしょう。
そこで一旦イライラを放出すればすっきりするかもしれません。
もしくは集団から離れて職員と二人きりになれば、なぜイライラするのか、何が嫌だったのかを話してくれるという事もあります。
イライラしたまま集団の中にいると、物に当たるわ大声出すわで他の児童の活動を妨げてしまう恐れもあるので、あまりにもひどい時は一度その場から離れた所に移動しましょう。
まとめ
今回は発達障害はイライラしやすい?という事についてお話させていただきました。
中でもADHDの児童はイライラしやすい印象です。
その児童が何に苦しんでいるのか、まずは寄り添って話を聴いてみたり、発散させてあげたりすることで気が晴れれば一番ですが、それでも解決しない時は一度集団の中から離しましょう。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
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