アイデンティティって何?エリクソンて誰?マーシア?
ごきげんよう!こばりんです!
今回はアイデンティティとエリクソンについてお話させていただきます。
- 保育士試験を受ける人
- 心理学に興味がある人
- 保育の心理学を勉強している人
アイデンティティって何?
保育士試験の勉強をしていると必ずと言っていいほど目にするワードの一つが 「アイデンティティ」です。
「アイデンティティ」=「自分が何者なのか?」という事です。
「自分が何者なのか?」を知る事をアイデンティティ(自我同一性)を確立するといいます。
アイデンティティは精神分析学者であるエリクソンが青年期の中心的な心理社会的発達課題として提唱した概念です。
ではエリクソンとはどんな人なのか次の見出しでしっかりおさらいしましょう。
エリクソンて誰?
それではエリクソンとは一体どんな人なのでしょうか?
アメリカ人の発達心理学者、精神分析家として研究を行ってきた人です。
エリクソンは心理社会的に達成する発達段階という観点から発達をとらえて独自の発達論を完成させたのです。
エリクソンの8つの発達課題
エリクソンは乳児期から老年期までの生涯発達をライフサイクルとし、8つに分類しました。
(モラトリアム)
赤字の所は過去問を解いていた時によく出て来たな~と思ったところです(笑)。
全部覚えられるに越した事はありませんが私は暗記が苦手だったので、とりあえずこの辺だけ覚えておいておきました・・・。
マーシアのアイデンティティステイタス
エリクソンは生涯発達を8つの段階に分けて、その都度達成すべき発達課題があり、そこを乗り越えると次の心理社会的発達が進むとしました。
そのアイデンティティの実証研究をさらに大きく発展させたのが精神科医の マーシアです。
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マーシアはエリクソンの概念である危機と積極的関与を使って4つのアイデンティティの状態を定義して「アイデンティステイタス」と呼びました。
≪アイデンティティ達成≫ 色々な経験をし、それらの課題に積極的に取り組んでいる。 |
≪早期完了・権威受容≫
色々な経験をしていないが、それらの課題に積極的に取り組んでいる。 |
≪モラトリアム≫ 色々な経験の途中で、その課題に取り組んでいるかあいまいな状態。 |
≪アイデンティティ拡散≫
経験がなく、それらの問題に関わろうとしない状態。 |
アイデンティティと聴くと
エリクソン!!
こばりん
と早押しのごとく答えたくなると思いますが、問題文をよく読み、キーワードとなる言葉をしっかり覚えておきましょう。
- エリクソン=危機、8つの発達段階、アイデンティティ
- マーシア=アイデンティティステイタス、4つ
私はこんな感じの覚え方をしていました(笑)。
まとめ
今回はアイデンティティとエリクソンについてお話させていただきました。
保育士試験は出題範囲が広く、全く別の畑から来た私にとって全て暗記するのは難解でした。
似たような言い回しで引っかけてくる問題も沢山あります。
そこで迷ってしまった時の判断材料となるのが覚えておいたキーワードです。
沢山問題を解いて試験に臨みましょう!
ここまで読んで下さってありがとうございました。
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