保育の心理学で出てくるスクリプトって何?その意味は?例3選!
ごきげんよう!こばりんです!
今回は保育の心理学で出てくるスクリプトとその意味についてお話したいと思います。
- 心理学に興味がある人
- 保育士を目指している人
- 子育て中のママさん
保育の心理学で出てくるスクリプトって何?
以前は アフォーダンスや アニミズムについてお話させていただきましたので、今回はスクリプトについてお話したいと思います。
アフォーダンスの記事はこちら↓
https://gomachan-pipipi.com/kobarin-affordan…ment-environment/
アニミズムの記事はこちら↓
特定の事で起きる出来事で、ステレオタイプ化された時間的、因果的な知識構造の事。
次の見出しではその意味をより詳しく理解しましょう。
スクリプトの意味は?
「スクリプト」と調べると 「原稿」や 「台本」といった言葉が出てくると思いますが、保育の心理学では 「経験や知識のまとまりの流れ」をスクリプトと言います。
要するに、 「認知行動の一連の流れの事」をいうのかな?と私は解釈しています。
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ではスクリプトとはどんな事かもっと分かりやすく例を元に理解してみましょう。
例を見てスクリプトを分かりやすく理解しよう!
それでは私の勤務している放課後等デイサービスの利用者さんに見られるスクリプトを少し紹介したいと思います。
A君の場合のスクリプト
A君という利用者さんは
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要するにスケジュールカードを見てこの通りに過ごすというスクリプトを彼は形成しているわけです。
A君は1つの事に没頭してしまう事が多く、スケジュールを作って目で見て分かるようにしてあげる事で次の行動に切り替えやすくなります。
Bさんの場合のスクリプト
Bさんは発語が難しく自分の意思でトイレに行ったりすることが難しい利用者さんです。
彼女は音楽が好きで音に反応してくれるので、トイレに行く時に鈴を鳴らしてそちらに来るように誘い出します。
施設内では その鈴を鳴らしたらBさんへの「トイレに行こう」というサインであり、スクリプトになっています。
Cさんの場合のスクリプト
CさんもA君同様、一つの事をやりだすと集中しすぎてしまって疲れてしまう事が多いので、 タイマーを活用しています。
要するに、 これからやる事を話して「タイマーが鳴ったら○○です。いいですか?」「いいです」という約束をしてから次の行動にうつる、というようなスクリプトになっています。
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A君のスケジュールカードのように目で見て分かるようなタイマーを活用しています。
まとめ
今回は保育の心理学で出てくるスクリプトとその意味についてお話させていただきました。
このようにスクリプトは色んな所で形成されています。
例えば「朝起きたら顔を洗う」 「外から帰ってきたら手洗いうがい」というのも今までの人生で築き上げたスクリプトですよね。
アフォーダンスやアニミズムと同様に身の回りで形成されている「スクリプト」をたくさん見つけて、心理学を楽しく理解していきましょう!