発達支援でよく耳にする絵カードって何?どんな時に使うの?
ごきげんよう!こばりんです!
今回は発達支援でよく耳にする絵カードについてお話したいと思います。
- 絵カードについて知りたい人
- 発達支援の仕事をする人
- コミュニケーションの幅を広げたい人
発達支援でよく耳にする絵カードって何?
保育士さんや児童指導員さんなら1度は耳にした事あると思いますが、「絵カード」って何?と思う方も居るでしょう。
絵カードとは、カードの表面に単語とそのイラストが描いてあるものです。
英単語が書いてあるものもあります。
絵カードのイラストは、単語の意味やイメージが児童に分かりやすく伝えられる事が重要で、年齢によっては写真を見せる方が効果がある事もあります。
絵カードと次の行動をマッチングさせる事で利用者さんが次に何をすればいいか分かる、というものでしょう。
以前勤めて居た保育園でも絵カードではないですが、クラスマークというものがあり、園児が自分のものと分かるように椅子やロッカーに園児個人のマーク(動物や果物)を付けたりしていました。
私が居る放課後等デイサービスでも絵カードは大活躍しています。
次の見出しでは、発達支援にあたり、絵カードはどんな時に使うのかを紹介したいと思います。
発達支援で絵カードはどんな時に使うの?
私の勤務している放課後等デイサービスでも絵カードを活用してコミュニケーションを取る事があります。
どんな時に使っているのかを利用者さんの普段の様子も添えて紹介していきますね。
ケース1:A君の場合
A君は中学3年生の男子で、言葉でコミュニケーションを取る事が難しい利用者さんです。
また、気持ちに波があると施設の中へ入る事も難しく、気持ちを切り替えるために指導員とお散歩をしたりと彼だけ別行動をとる事が多いです。
そんなA君とのコミュニケーションの鍵となってくれるのが絵カードです!
例えば
A君!公園行こうか!
こばりん
と言うだけでは伝わらない事が多いので、 絵カードを見せながら声掛けをします。
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また絵カードだけではなく、A君の好きな場所の 写真を見せる事もあります。
目から受ける刺激の方が効果があるのか言葉だけで伝えるだけではなく、絵カードや写真を見せる事で気持ちを切り替えてくれることが多いです。
人の声や雑音が苦手な利用者さんにも良いと思います!
ケース2:B君の場合
B君は中学1年生の男子で、大きな音や雑音が苦手な利用者さんです。
絵を描く事や音楽を聴く事が大好きで、いつも自分から用意してほしいものを指導員に要求してきます。
B君の場合は、自分の好きな事以外はやりたくないという気持ちが強いので、レクリエーションや集会の時にもずっと絵を描き続けている、なんてことも少なくありません。
そんな時に活用しているのがスケジュール表です。
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B君の場合は
「スケジュールに書いてあるからこれをやる」という彼なりのスクリプトが出来上がっているんでしょうね~。
好きな事をやるだけではなく、生活にメリハリをつけるためにもこのスケジュール表は良い支援アイテムだと思いましたね!
まとめ
今回は発達支援でよく耳にする絵カードについてお話させていただきました。
初めましての利用者さんだとどうしても戸惑ってしまいますが、何度も接していくうちにコミュニケーションの取り方が分かってきます。
絵カードもそのうちの一つです。
色々試行錯誤して自分に出来る事を増やして、利用者さんとの時間を思いきり楽しんじゃいましょう!