放課後等デイサービスのヒヤリハットの事例とその後の対応についてまとめてみた!
ごきげんよう!こばりんです!
今回は放課後等デイサービスのヒヤリハットの事例についてお話したいと思います。
- ヒヤリハットって何?って人
- これから放課後等デイサービスで働く人
- どんなヒヤリハットがあるのか知りたい人
- その後どうすればいいの?って人
まずヒヤリハットって何?
ヒヤリハットとは、危ないことが起きたが事故にはならなかった、「ヒヤリとした」「はっとした」危険な出来事の事です。
- AさんがいきなりB君の洋服を引っ張ったがお互い傷はない
- 公園に行った時に利用者さんが他の子供に触ろうとした
次の見出しでは実際にあったヒヤリハットの事例を詳しく見ていきたいと思います。
放課後等デイサービスにて起きたヒヤリハットの事例
私が今居る放課後等デイサービスにて実際にあったヒヤリハットの事例をいくつか紹介します。
事例1:Mさんお散歩中に近隣に停めてある車を殴る
みんなでお散歩している時に通りかかったお店に停めてあった車をいきなりMさんが殴ってしまいました。
幸い車に傷やへこみはなく、その場に居た指導員全員で謝罪をし、その車の持ち主さんも理解をしてくれて快く許してくださいました。
Mさんは元々こだわりも強く気持ちに波がある利用者さんで急に叫びだしたり壁を殴って暴れだす事がありました。
そのお店の場所にも何かこだわりがあって、以前にも同じような事があったとの事です。
事例2:Kさんが他の利用者さんの髪の毛を引っ張る
Kさんが手を洗った後、ソファーで寝ていた他の利用者さんの髪をいきなり引っ張る!!という事がありました。
Kさんは 元々自傷や他害の激しい利用者さんで、常に指導員がぴったりくっついていてトイレに行くときは指導員2人がかりという感じです。
力も強く、活発なのでこのように他の利用者さんや職員に手が出るという事もよくあるので、Kさんの定位置を確保してそこで過ごしてもらうようにしています。
しかし指導員が目を離したり油断してしまったために他の利用者さんに手が出てしまったという事例です。
事例3:T君が道路に飛び出す
T君は放課後等デイサービスの中に入りたくないがために送迎の車から降りると、指導員の間をすり抜けて道路に飛び出してしまいました。
幸い車は通っておらず事故には至りませんでしたがヒヤヒヤしましたよ。
T君はクラスの中に苦手な利用者さんが居て、その利用者さんの姿を見ると指導員の後ろに隠れたり、しがみついてその場から動かないという事がよくありました。
その日は送迎の車からはすんなり降りたのですが、道路に飛び出してしまったという事例です。
放課後等デイサービスにてヒヤリハットが起きた場合どうするの?
上記のような事が起きた時はまず責任者に報告し、 ヒヤリハット報告書に記入します。
- いつどこで何が起きた、もしくは起きそうだったか
- 結果(例:怪我はなかったなど)
- どうしたか(例:責任者と保護者に報告したなど)
- 原因(例:指導員が目を離してしまったことなど)
- これからどのように対応していくのか(例:いつも以上に目を見張るなど)
ヒヤリハット報告書に記入する事で全体共有する事ができます。
さらに私の勤務している放課後等デイサービスでは、毎日のミーティングがあるので、ヒヤリハットまで行かずとも、利用者さんの行動などで気になる事や気を付けてほしい事があれば、その場で
○○さんなんですが、最近他の利用者さんへの興味なのかこういう行動を真似したりすることが多いです。
遊びの一環なのかもしれませんが、よく動き回るし怪我をしてしまう事もありえなくはないので、担当でない方も気にして見ていてほしいです。
こばりん
というように報告して全体共有することができます。
まとめ
今回は放課後等デイサービスのヒヤリハットの事例についてお話させていただきました。
ヒヤリハット報告書を書くとなると、何となく自分の責任みたいに感じてしまう方も居るかもしれません。
ですが、ヒヤリハット報告書を書く事は悪い事ではありません。
ヒヤリハットが事故に繋がらないためにも気になる事があれば全体共有して、利用者さんが安全に過ごせるように努めましょう。